ドクター・ストレンジとマルチバース
なんなん?マルチバース
MCUのマルチバースについて毎日考えているが、考えれば考えるほどに世界観がうまく捉えられないのがマルチバースだ。先日ドクター・ストレンジを見返したので、その作品からマルチバースについて考えてみよう。
ドクター・ストレンジにおけるマルチバース
そもそも、MCUがマルチバースの存在感を強めてきたのはスパイダーマンNWHからだと私は考えているが、思い返すとドクター・ストレンジでもがっつり触れられていた。
ストレンジがチベットの魔法魔術学校の扉を叩いた時、エンシェントワンが宇宙が一つだと思うな、宇宙は善と悪があるぞ....と。
ストレンジの作品ではミラーディメンション、アストラルディメンション、ダークディメンションが主に出てくるが、これらはマルチバースではないと私は考える。あくまで世界の一面であり、宇宙とは別の概念。Dark Dimensionは直訳すると暗黒次元とあり、2次元、3次元、n次元と続く世界の一面に過ぎないんじゃないか。
エンシェントワンの捉えるマルチバース
彼女はマルチバースに恐れを抱き、真の敵はドルマムゥではなくマルチバースそのものとしていた。サンクタムはダークディメンションからも守りつつ、マルチバースからも守っていたのは彼女の言葉からでもわかる。前の記事で触れたように、他の宇宙からの干渉(正確には別宇宙の自分から)を防いでいた「在り続けるもの」と彼女がほとんど同じ視野でいることに気づく。彼女も、マルチバースにはそれぞれと同じ生命と同じ存在が存在し(形が変わっても)、同一人物でも善悪が異なるため他の宇宙に戦争を仕掛けてくる可能性、つまり「征服者」はじめ数多のカーンのように別の宇宙から襲いかかってくるやつがいることに危機感を抱いていた可能性が高い。本作ではマルチバースにも自分がいることは示唆されていなかったけど、なんかエンシェントワンは知ってそう。
ストレンジはピンときてたんだろうか?
彼は勉強のプロなので本とかからマルチバースの概念はものすごくよく理解していたんだろが、結局エンシェントワンが抱いたようなマルチバースに対する危機感は抱けてなかったんじゃないかな...グリンデンバルトとの戦いで精一杯だったし。なんならMoMでは自分と戦ってたし。
もういっぺんロキ見直すよ
マルチバースの理解を深めたくていくつか作品を復習しようと考えてたのが以下4つ。
- ドクターストレンジ(今回)
- ロキ
- ストレンジMoM(ワンダファンなので見たくないけど)
- スパイダーマンNWH(あまりにピーターの境遇が辛いので見たくないけど)
次はロキかな。アントマン・クワントマニアを見に行く前に最終話だけ見返してたけど、全話見返したくなってきた。マルチバースがお腹いっぱいになったら3と4はみないかもしれない。MCUではマルチバースという単語が出てくるが、それぞれの意味の揺れはあんまりない気がするな。